先日、僕が開業前に勤めていたオオタニ動物病院（福岡県築上郡吉富町）の大谷院長とスタッフの皆さんが開業祝いにわざわざ来てくれました。

広島・平野動物病院を退職することになったときに声をかけていただいたのが大谷院長でした。
平野動物病院が大規模な病院だったのに対して、オオタニ動物病院はアットホームな病院で、当時の獣医師は院長と僕だけでした。ですので院長とマン・ツー・マンで、一つ一つの患者さんを丁寧に診ることの大切さや、技術的な指導、開業の心構えなど本当にたくさんのことを教えてもらいました。自分の中で曖昧だった部分を鋭く指摘され、今までの自分を見直すきっかけを作ってくれたのも院長でした。いつも正面から向かい合って、親身になって考えてくれていたことに今でも感謝しています。
開業してからは「院長がああ言っていたなあ」とか「院長が言いたかったのはこういうことだったんだなあ」と思うことがよくあります。その度に、懐かしい気持ちとありがたい気持ちでいっぱいになります。

また、スタッフの皆さんにも、動物との接し方や病院を大切にする姿勢など多くのことを学ばせてもらいました。時に真剣に、時に楽しく、スタッフの皆さんと過ごした時間もまた大切な思い出です。

平野動物病院のときもそうでしたが、こうしてお世話になった方たちと退職後も良い関係でいられるのは幸せなことだと思います。
なかなか今は休みが取れませんが、いつかまた病院を訪ねて近況を報告したいと思っています。

オオタニ動物病院の皆さん、ありがとうございました。

オオタニ動物病院の皆さんと。ちなみに当院の看護師さんは僕と同じくオオタニ動物病院の出身なんです。